首や腰の痛み、しびれはヘルニアかも?

首が痛い」「腰が重い」「腕や脚にしびれが出る
このような症状が続くと、ヘルニアではないかと不安になる方も多いと思います。実際に接骨院へ来院される方の中にも、首や腰の痛みだけでなく、手や脚のしびれ、力の入りにくさを訴える方は少なくありません。

一般的に“ヘルニア”というと腰をイメージされがちですが、実は首に起こる頸椎椎間板ヘルニアと、腰に起こる腰椎椎間板ヘルニアがあります。どちらも椎間板に負担がかかり、中の組織が飛び出して神経を圧迫することで、痛みやしびれなどの症状を引き起こします。

椎間板ヘルニアとは?

背骨は、首の「頸椎」、胸の「胸椎」、腰の「腰椎」などで構成されており、骨と骨の間にはクッションの役割をする「椎間板」があります。
この椎間板は、日常生活の中でかかる衝撃を吸収する大切な組織ですが、加齢や姿勢不良、繰り返しの負担によって傷み、内部のやわらかい組織が外へ飛び出すことがあります。これが椎間板ヘルニアです。

飛び出した部分が神経に触れたり圧迫したりすると、痛みだけでなく、しびれや筋力低下といった神経症状が現れます。

頸椎椎間板ヘルニアの主な症状

頸椎椎間板ヘルニアは、首の骨の間にある椎間板が障害されることで起こります。特に、デスクワークやスマホ操作などで首が前に出る姿勢が続く方は、頸椎まわりに負担がかかりやすくなります。

主な症状は、
・首の痛み
・肩や肩甲骨まわりの痛み
・腕から手指にかけてのしびれ
・腕や手に力が入りにくい
・細かい作業がしづらい
といったものです。

寝違えのような強い首の痛みから始まり、そのあと腕や手にしびれが広がるケースもあります。症状が進むと、ボタンを留めにくい、字が書きづらい、箸が使いにくいといった手先の不自由さが出ることもあります。

腰椎椎間板ヘルニアの主な症状

一方、腰椎椎間板ヘルニアは、腰の椎間板に負担がかかることで発生します。長時間の座り姿勢、中腰作業、重い物の持ち上げ動作などが影響しやすいとされています。

主な症状は、
・腰の痛み
・お尻の痛み
・太ももからふくらはぎにかけての痛み
・脚のしびれ
・脚に力が入りにくい
・前かがみや座位で悪化しやすい
などです。

特徴的なのは、腰だけでなく脚に症状が出ることです。いわゆる坐骨神経痛のような痛みとして感じる方も多く、歩行や立ち上がりがつらくなることもあります。

なぜヘルニアになるのか

ヘルニアは、重い物を持った瞬間に急に起こるイメージがありますが、実際には日常の負担の積み重ねが大きく関係しています。

たとえば、
・猫背や前かがみ姿勢
・長時間のデスクワーク
・スマホを見る姿勢
・中腰作業の繰り返し
・運動不足
・体幹や股関節まわりの機能低下
・加齢による椎間板の変性

このような要因によって、首や腰の一部に負担が集中し、椎間板が傷みやすくなります。

こんな症状は早めに相談を

次のような症状がある場合は、自己判断せず早めの受診が必要です。

・しびれが強くなってきた
・腕や脚に明らかな力の入りにくさがある
・歩きにくい、手先が使いにくい
・安静にしても痛みが強い
・排尿や排便の異常がある

このような場合は、神経への強い圧迫が起きている可能性もあるため注意が必要です。

まとめ

椎間板ヘルニアには、首に起こる頸椎椎間板ヘルニアと、腰に起こる腰椎椎間板ヘルニアがあり、どちらも痛みやしびれ、筋力低下などの原因になります。
大切なのは、単に「痛いところ」だけを見るのではなく、姿勢や生活習慣、身体の使い方まで含めて原因を考えることです。

首や腰の違和感、手足のしびれをそのままにせず、早めに状態を確認し、適切なケアにつなげていきましょう。接骨院でも、身体のバランスを整えながら、負担をためにくい身体づくりをサポートしていくことができます。