痛みを取るためにストレッチが効果的なわけとは??

なぜストレッチは痛みを改善するために効果的なのか?

「ストレッチをすると楽になる」という経験は、多くの方がお持ちだと思います。しかし、なぜストレッチが痛みの改善に効果的なのか、そのメカニズムをご存じでしょうか。今回は、接骨院での治療にも取り入れられているストレッチが、痛みを改善する科学的な理由について詳しく解説いたします。

ストレッチが痛みを軽減する5つのメカニズム

ストレッチを行うと、筋肉内にある「ゴルジ腱器官」というセンサーが反応します。このゴルジ腱器官からの信号が脊髄を介して運動ニューロンの活動を抑制し、筋肉のトーヌス(筋緊張)を低下させる「自原抑制」というメカニズムが働きます。

筋肉が過度に緊張していると、神経が圧迫されて痛みやしびれの原因となります。特に股関節周囲の筋肉が硬くなると、骨盤や股関節のアライメント(配列)が崩れ、脊髄神経への圧迫が増加します。ストレッチによって筋緊張が緩和されることで、神経への機械的ストレスが軽減され、痛みの改善につながるのです。

筋肉がロック(硬直)した状態では、太く硬くなった筋肉が毛細血管を圧迫し、血行不良が起こります。血流が悪くなると、疲労物質や痛みを引き起こす発痛物質が筋肉内に蓄積してしまいます。

ストレッチを行うと、一時的に血管が圧迫されて血流が低下しますが、ストレッチをやめた直後に血管が解放され、血液が大量に流れ込みます。このリバウンド現象によって、蓄積していた疲労物質や発痛物質が効率的に流され、新鮮な酸素や栄養素が筋肉組織に供給されます。結果として、筋肉痛やコリが緩和され、痛みが軽減されるのです。

筋肉は「筋膜」という結合組織に包まれています。長時間同じ姿勢を続けたり、繰り返し同じ動作を行ったりすると、この筋膜が硬くなったり癒着したりして、筋肉の動きを制限してしまいます。

ストレッチを行うと、筋膜に適度な刺激が加わり、組織内の水分の流動性が高まることで柔軟性が回復します。筋膜リリースの効果によって、筋肉同士の動きが滑らかになり、可動域が広がります。これにより、特定の部位に集中していた負担が分散され、痛みが軽減されるのです。

体が硬く柔軟性が低下していると、関節の可動域が制限され、動作時に特定の関節や筋肉に過度な負担がかかります。例えば、股関節の柔軟性が低いと、腰椎(腰の骨)に負担が集中し、腰痛の原因となります。

ストレッチによって関節の可動域が改善されると、体のバランスが整いやすくなり、動作時の負担を全身で分散できるようになります。これにより、特定部位への負担が軽減され、痛みの予防と改善につながります。

最近注目されているのが、「神経系ストレッチ」という概念です。末梢神経は筋肉や関節の動きに合わせて伸び縮みする必要がありますが、周囲の組織が硬くなると神経の滑りが悪くなり、痛みやしびれの原因となります。

神経の滑走性を改善するストレッチを行うことで、神経の血流が改善され、脳と体の情報伝達がスムーズになります。これにより、慢性的な痛みやしびれが根本から改善される可能性があります。

ストレッチを効果的に行うためのポイント

ストレッチは、強度が強すぎてしまうと筋肉が防御反応を起こして逆に硬くなってしまいますので、適度な強度でおこなうことが重要になります。目安としては「痛気持ちいい」ぐらいでおこなうことが理想です。

2.温めてから行う

筋肉は温まった状態のほうが柔軟性が高まります。38〜40度程度のぬるめのお風呂にゆっくり浸かった後や、軽い運動で体を温めた後にストレッチを行うと、より効果的です。ただし、急性の痛みがある場合は、炎症を悪化させる可能性があるため、無理に行わないようにしましょう。

ストレッチの効果は一時的なものではありません。継続的に行うことで、筋肉や筋膜の柔軟性が徐々に向上し、痛みの起こりにくい体質へと変化していきます。

当院のストレッチ施術でイチオシのメニュー

足から腰までの筋肉を、深呼吸しながらストレッチをかけていく施術になります。

まとめ

ストレッチが痛みを改善する理由は、単に筋肉を伸ばすだけではなく、神経系への作用、血流改善、筋膜の癒着解除、関節可動域の改善など、複数のメカニズムが関係しています。これらの効果が相互に作用することで、痛みの根本的な改善につながるのです。

痛みでお困りの方は、まずは那覇天久新都心接骨院にご相談ください。
痛みのない快適な日常生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。