尾てい骨の痛みについて
尾てい骨の痛みが出る原因
✅外的要因(外傷や物理的ストレスによるもの)
1. 転倒や打撲
・尻もちをついた際などに尾てい骨を直接打つことで、打撲・骨折・亜脱臼が起こることがあります。
2. 長時間の座位
・硬い椅子や姿勢の悪い状態で座り続けると、尾てい骨に持続的な圧力がかかり、炎症や痛みが発生することがあります。
3. 出産
・出産時に骨盤に強い負荷がかかることで、尾てい骨に微細な損傷やズレが起こることがあります。
4. スポーツや運動の衝撃
・ 自転車・乗馬・スキーなど、尾てい骨周囲に繰り返し衝撃が加わる運動も痛みの原因になります。
✅ 内的要因(身体の内部からくる原因)
1. 筋肉や靭帯の緊張
・骨盤底筋群や周囲の筋緊張により、尾てい骨が引っ張られたり圧迫されたりして痛みが出ることがあります。
2. 姿勢の悪さ・骨盤のゆがみ
・猫背や骨盤後傾により、尾てい骨に余計な負担がかかりやすくなります。
3. 椎間板のトラブル(腰椎や仙骨の問題)
・ 腰椎椎間板ヘルニアや仙腸関節炎が、尾てい骨周辺に放散痛として感じられることがあります。
4. 腫瘍や感染症(まれ)
・ 尾骨周辺に腫瘍や膿瘍、感染がある場合にも痛みが生じます(頻度は低いですが注意が必要)。
当院での施術方法
①全身骨格矯正
尾てい骨は姿勢の悪さや、骨盤の歪みなどで痛みが出るリスクがあります。全身骨格矯正は骨盤、背骨の位置を正しい位置に戻し痛みの軽減や姿勢改善が期待できます。
②UFR(下半身筋膜ストレッチ)
尾てい骨は骨盤周囲の筋肉(臀部、腸腰筋、四頭筋、ハムストリングス)が硬くなることによって尾てい骨に牽引力が加わってしまい、痛みが出やすくなります。UFRは下半身の柔軟性が期待でき、浮腫みや硬さが取れやすくなります。
尾てい骨の痛みへの予防と対策
- 正しい姿勢を意識する(姿勢改善)
• 猫背や骨盤の後傾は尾てい骨に負担をかけるため、背筋を伸ばして座るよう心がけましょう。
• 座るときは骨盤を立てて、椅子に深く腰掛けるのが理想です。 - 長時間座りっぱなしを避ける
• 30~60分ごとに立ち上がって軽くストレッチを行い、尾てい骨への圧迫を軽減します。
• 在宅勤務やデスクワークの方は特に注意が必要です。 - クッションを活用する
• ドーナツ型や尾てい骨部分に切れ込みのあるクッションを使うことで、尾てい骨への直接的な圧力を和らげます。 - 筋力バランスを整える
• 骨盤周り(特に腹筋・背筋・臀筋)を強化すると、骨盤の安定性が高まり、尾てい骨の負担が軽減されます。
• 骨盤底筋のトレーニング(いわゆる「インナーマッスル」)もおすすめ。 - 柔軟性の向上
• ハムストリングス(太ももの裏)、臀部、腰回りのストレッチを習慣化すると、尾てい骨にかかる間接的な緊張を緩和できます。 - 冷えを防ぐ
• 尾てい骨周囲が冷えると血行が悪くなり、痛みが出やすくなるため、冬場などはカイロや腹巻きで温めるのも有効です。 - 体重管理
• 体重の増加は座った時の尾てい骨への圧力を増やすため、体重管理も大切な予防策の一つです。
最後に
那覇天久新都心接骨院ではお一人おひとりの状態に合わせた施術プランをご提案し、根本的な改善をサポートしています。健やかな毎日を送るためにも、生活習慣を整えていきましょう!