猫背になる人とは?
猫背姿勢になる原因
1.長時間のデスクワークやスマホ使用
• パソコンやスマートフォンを長時間使うと、頭が前に出たり、背中が丸くなったりする姿勢が習慣化しやすいです。
• 特に、目線が下がると自然と肩が前に入り、背中が丸まりやすくなります。
2.筋力の低下
• 背筋(脊柱起立筋)や腹筋、肩甲骨周りの筋肉が弱いと、良い姿勢を長時間保てなくなります。
• 特にインナーマッスルの低下は、姿勢の崩れに直結します。
3. 骨盤の歪み・前傾/後傾
• 骨盤が正しい位置にないと、その上にある背骨もバランスを崩し、猫背になりやすくなります。
• 骨盤が後傾すると、背中全体が丸まったような姿勢になります。
4. 運動不足
• 運動をしないと筋力が低下しやすく、また柔軟性も失われ、猫背姿勢が固定化しやすくなります。(インナーマッスルの低下)
5. 心理的要因
• 自信のなさ、ストレス、落ち込みなど精神的な状態も猫背と関連します。
• 不安なときや落ち込んでいるときは、無意識に体が丸まりやすくなります。
6. 加齢
• 加齢とともに筋肉量が減少し、背骨の椎間板が潰れてくることで自然に猫背になる人もいます。
7. 間違った姿勢の習慣化
• 子供のころからの姿勢のクセや、正しい姿勢を教わらないまま成長すると、猫背が癖になってしまうこともあります。
当院での治療方法
①全身骨格矯正
猫背は巻き肩やストレートネックの影響もみられやすいです。また、骨盤の位置が後傾することで猫背になりやすくなります。全身骨格矯正は骨盤や肩を正しい位置に戻す事により、猫背改善が期待できます。学生のうちで行うとより効果が見られやすいです。
②OFR(肩甲骨はがし)
猫背は肩が内側に入りやすく、肩甲骨周囲の筋肉硬さが出てきやすくなります。猫背になることで、代謝の低下や肩の可動域低下に繋がりやすくなります。肩甲骨周囲を緩め、動きを良くする事により首や肩、背部の柔軟性が期待できます。猫背姿勢が改善することにより、呼吸促進にも繋がります。
猫背姿勢にならないよう予防や対策
✅姿勢を意識する
• デスクワークやスマホ使用時に背筋を伸ばすよう意識。
• 骨盤を立てる(椅子に座るときに坐骨で座るように)。
• 頭のてっぺんを天井から引っ張られるイメージで姿勢を保つ。
✅体幹・背筋を鍛える
猫背の原因は背中や腹筋、体幹の筋力不足です。以下のエクササイズが効果的です。
1.プランク(体幹強化)
•背中・お腹を真っ直ぐに保ち30秒〜1分キープ。
2.バックエクステンション(背筋)
• うつ伏せで上半身を反らせる動作(10〜15回×2〜3セット)。
✅肩甲骨寄せ運動
• 肩甲骨を寄せて3秒キープ。
✅柔軟性向上
1.胸・肩・背中のストレッチ
●胸のストレッチ
• 壁に手をついて胸を開くようにストレッチ。
●肩回し
• 大きく後ろ回しに10回。
●猫と牛のポーズ(ヨガ)
• 四つん這いになって背中を丸める→反らすを繰り返す(5〜10回)。
✅環境面の改善
1.デスク環境の見直し
• モニターは目線の高さに調整。
• 腰が沈まない椅子を使う(クッションも可)。
• 足裏をしっかり床に着ける。
2.睡眠時も注意
寝具の見直し
• 枕が高すぎると首が前に出て猫背悪化。
• 柔らかすぎないマットレスで背骨をサポート。
✅習慣化のコツ
• 1時間に1回は立ち上がって肩回しなどを行う。
• 姿勢改善アプリやスマートウォッチのリマインダーを活用。
• 通勤中など、こまめに腹筋を意識。
最後に
当院ではお一人おひとりの状態に合わせた施術プランをご提案し、根本的な改善をサポートしています。健やかな毎日を送るためにも、腹筋強化や体幹トレーニング、姿勢への意識などを取り入れ、生活習慣を整えていきましょう!